欧人
おうにん
名詞
標準
文例 · 用例
また西欧人のように感情がデリケートでないためである。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
西欧人に比べて東洋人は生命を苦もなく棄てるのであるが、陳子文の死には過去から現代の過程のなかに生きる近代的な苦悶の潜んでいたことを米良は知るのである。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
学術部長のウィーゼ博士は物静かで真摯ないかにも北欧人らしい好紳士で流暢なドイツ語を話した。
— 寺田寅彦 『北氷洋の氷の割れる音』 青空文庫
さて『本草』に〈身斑紋あり、故に錦纈のごとし春夏山林中にて鹿を伺いてこれを呑む云々〉とあるは事実で、その肉や胆の薬効を『本草』に記せると実際旅行中実験した欧人|輩の話とが十分二者を同物とする拙見を扶け立たしむ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
蟾蜍を欧人は大変な毒物とするところから拡げて、すべての悪性動物を制禁して生ずるなからしめたというたんだそうな(チャンバース『日次事纂』二、『フォクロール』五巻四号)。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
したがって欧人が何とも要領を得ず、拙作極まる小説としか受け取れぬ諸誕は、ことごとく実在した事歴を述べたものだと論じ居る。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
欧人これを試みた者いわく、腥くてならぬ故臭い消しに炙る前、その肉をやや久しく酢に漬け置くべし味は鰻に優るとも劣りはせんと(ピエロチの『パレスチン風俗口碑記』四六頁)。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
今日満足な欧人で音さえ立てずば放捨御免など主唱する者なく、上流また真面目な人はその話さえせぬ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫