酔機
よいき
名詞
標準
文例 · 用例
」 などと申しまする時分には、小宮山も微酔機嫌、向うについておりますのは、目指すお雪ではなくて、初霜とや謂わむ。
— 泉鏡花 『湯女の魂』 青空文庫
――可いかい、――安来千軒名の出た処……」 もう尤も微酔機嫌で、「さあ、遣つて御覧よ。
— 泉鏡花 『光籃』 青空文庫
櫛巻きとかいうものに髪を取上げて、小弁慶の糸織の袷衣と養老の浴衣とを重ねた奴を素肌に着て、黒繻子と八段の腹合わせの帯をヒッカケに結び、微酔機嫌の啣楊枝でいびつに坐ッていたのはお政で。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
一杯やるつもりで仕度をして樹明君を待つ、やつてきてくれた、気持よく飲む、ほろ酔機嫌で街へ出かける、そこで一杯、また一杯、すこしワヤをやつて、それ/″\の寝床へもどつて寝た。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
夜は若い巨村君来訪、奥さんも仲間入、朝からのほろ酔機で、夜の更けるのも忘れて行乞漫談。
— 広島・尾道 『行乞記』 青空文庫
ほろ酔機嫌で、床屋へ、湯屋へ、酒屋へ、質屋へ、仕立屋へ、そして防府へ行つた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
昨夜の残酒残肴で、朝からほろ酔機嫌!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
五臓六腑にしみわたる朝酒のほろ酔機嫌で!
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫