道先
みちさき
名詞
標準
文例 · 用例
この道先きは行者たちが拓いたもので、名所旧蹟がそのまゝ難所になっているところが沢山あるそうです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
秋葉原通いの寄り道先が予備校から大学に変わったのを機会に、松本はかねてから胸にためてきたライターへの挑戦を実行に移そうと考えた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
己れが乗用致す馬が暴れ出さば、御する者がこれを制止すべきが当り前、第一下民百姓の分際で、武士が通行致す道先に、裸馬など弄ぶとは無礼な奴じゃ!
— 三河に現れた退屈男 『旗本退屈男 第五話』 青空文庫
また慶応四年出版の津田|真道先生の「泰西国法論」には「根本律法」または「国制」「朝綱」という語が用いてある。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
五一 民法 民法という語は津田真道先生(当時真一郎)が慶応四年戊辰の年に創制せられたのである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
津田真道先生がオランダのシモン・ヒッセリングの著書を訳して明治七年十月に太政官の政表課から出版せられたものに「表紀提綱一名政表学論」というのがある。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
今よりしてこれを観れば、江藤氏の計画は実に突飛極まるものであって、津田真道先生はこれを評して「秀吉の城普請のように、一夜に日本の五法を作り上げようとするは無理な話で、到底出来ようはずがない」と言い、同先生にもやれと言われたけれども、出来ぬと言って、江藤氏の命を受けなかったということである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
我輩は太政官に政表課があり、また津田真道先生が政表学なる語を用いられた事を記し、岡松径君は「統計集誌」上に政表なる訳字は杉享二先生の選定せられたもので、文書に見えたのは、明治三年同先生が民部省へ提出された答申書を始めとすと記された。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫