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鍔競り

つばぜり
名詞
1
標準
文例 · 用例
ただ一点を見詰めた感覚の鍔競り合いに身を任せて、停止するところまで行くのである。
横光利一 鵜飼 青空文庫
左膳の濡れ燕を、頭上斜めにかざして、ガッシリと受けとめるが早いか、二本の剣は、さながら白蛇のようにもつれ絡んで……鍔競り合いです。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
だが、鍔競りあいの胴打ちは、大して力のきかぬものとされているから、どう動くにしても、最大の冒険です。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
離れた左膳は、不意に、大切なこけ猿を相手の足もとへ置いてきたのに気がついた、またブラリと引き返して、刀を口にくわえ、それを左手に抱きあげてもとのところへ帰って……相手は作り物のように、まだ鍔競り合いの恰好のまま動かないんです。
こけ猿の巻 丹下左膳 青空文庫
鍔競り合いの恐ろしさは、競り合いから離れる一刹那にあった。
国枝史郎 剣侠 青空文庫
押せば押し返し引けば附け入る、粘りを持った鍔競り合い!
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
鍔競り合いの恐ろしさは、離れ際の一刹那にある。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫
とまれ迂濶には離れられない、粘った暗中での鍔競り合いであった。
国枝史郎 血煙天明陣 青空文庫