莢迷
ガマズミ異読 がまずみ
名詞
標準
linden arrowwood (Viburnum dilatatum)
文例 · 用例
しからばすなわちその真鳥住む卯名手の神社の云々の歌に在るスガとは一体何を指しているのかと言うと、それはスイカズラ科(忍冬科)のガマズミのことであって、すなわちスガノミとはそのガマズミの実である。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
ガマズミ このガマズミは浅山または丘岡またあるいは原野にも生じている落葉灌木で、我邦の諸州に普通に見られ、神社の杜などにはよくそれが生じている。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
同属中の別の種類、例えばミヤマガマズミなどは奥山にも産すれど、ガマズミは畢竟里近い樹で断えて深山にはこれを見ない。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
ところがその間|聊か遺憾な事には今私の識っている限りに於てガマズミにスガなる方言は見付からないが、しかしガマズミにズミの名がある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
右の歌のスガが、ガマズミの方言として今日もしも消えやらずに大和高市郡の雲梯(卯名手)辺に残っていることがあったとしたら、それは誠に興味深き事実を提供することになる。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
これまでガマズミの実が衣布の染料になると言った人もまた書いた人も一向になかったが、しかしいみじくも万葉の歌がそれが染め料になるべき事実を明かに誨え証拠立てて居る事は全く該の歌の貴い所であるというべきダ。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
すなわちこの歌ならびに次の歌があったため、吾等は始めて昔時ガマズミの実を染料にしたという事実を幸に把握する事が出来たのである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
上のガマズミにはズミの外、ヨソゾメ、ヨツドメ、ヨツズミ、イヨゾメなどの一名がある。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
作例 · 標準
庭に植えた莢迷の木が、今年はたくさんの赤い実をつけた。
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ハイキングコースの脇で、白い花をつけた莢迷を見つけた。
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秋になると、莢迷の葉が美しく紅葉する。
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