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高殿

たかどの
名詞
1
標準
stately mansion
文例 · 用例
最勝閣にまうでて最勝閣にまうでて詠める長歌ならびに反歌風速の三|保の浦廻、貝島のこの高殿は、天なるや不二をふりさけ、清見潟|満干の潮に、朝日さし夕日照りそふ。
北原白秋 青空文庫
そのとき天皇は、高殿にお上りになって、その黒媛の乗っている船が難波の港を出て行くのをご覧になりながら、かわいそうに、あそこに黒媛がかえって行く。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
流めての方にて折れ、こなたの陸膝がしらの如く出でたるところに田舎家二、三軒ありて、真黒なる粉ひき車の輪|中空に聳え、ゆん手には水に枕みてつき出したる高殿の一間あり。
森鴎外 文づかひ 青空文庫
流れめての方にて折れ、こなたの陸膝がしらのごとくいでたるところに田舎家二三軒ありて、真黒なる粉ひき車の輪|中空にそびえ、ゆん手には水にのぞみてつきだしたる高殿の一間あり。
森鴎外 文づかい 青空文庫
御殿のいちばんの高殿には、おつむりに銀のかんむりをのせたおばあさまが立っていらしって、はやいうしおの流れをすかして、じいっとこちらの船の竜骨をみ上げておいでになるようです。
DEN LILLE HAVFRUE 人魚のひいさま 青空文庫
項羽は無聊に堪へ兼ねて高殿の勾欄から、無辺に霞む遠近の景色を眺めて居た。
牧野信一 悲しき項羽 青空文庫
これを聞いたる文屋さん、さりとはさりとは気が強い、悪でござんす業平さん、わちきと小町の馴れ染めは、そも十月の神無月、野分芭蕉に秋深く、きぬうつ音も消えがての、御所のお庭は葉鶏頭、そこの廊下の真ん中で、オットドッコイおれがいう、おれと小町の馴れ初めは、清明の日の高殿で。
国枝史郎 剣侠受難 青空文庫
下 黄金の高殿、水晶の門、珊瑚の枝に玉を貫きたる雲の上の榮華は人間の理想にのみ畫かれて夢に見てさへ珍しきを、千代も八千代も變ること無く此處に住みてはそれにも興盡きて、たまさかに人間界に下りて遊び戲るゝも榮燿過ぎての物ずきなるべし。
正岡子規 花枕 青空文庫
作例 · 標準
山の中腹に建つ豪華な高殿からは、城下町の夜景が宝石のように輝いて見える。
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かつての権力者が贅を尽くして築いた高殿も、今は風雨にさらされ廃墟となっている。
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万葉集には、美しい景色を眺めるために建てられた高殿を詠った歌がいくつもある。
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