土筆
つくし異読 どひつ・ひっとうさい・つくづくし
名詞多音語頻度ランク #13640 · 青空 154 例
標準
fertile shoot of field horsetail
文例 · 用例
翌年の春になつて、雪の深い北國の金澤から、君は土筆のやうに旅に出て來た。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
あの利根川のほとりで土筆やたんぽぽ又は匂ひ高い叙情小曲なぞをかいた此れが紅顔の彼の詩であらうか。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
じき下には、地方裁判所の樺色の瓦屋根があって、その先には道庁の赤煉瓦、その赤煉瓦を囲んで若芽をふいたばかりのポプラが土筆草のように叢がって細長く立っていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
さっさと其処へ行けば宜しいんですけれども、」 と土筆のたけの指白う、またうつつなげに草を摘み、摘み、「きっとそうと極りませんから、もしか、死んでそれっきりになっては情ないんですもの。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
けれども、さして心を傷めた趣のあるにもあらず、茅花々々|土筆、摘草に草臥れて、日南に憩っているものと、大なる違はない。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
反歌うらなごむ春日よろしみ蓬生や花のなづなを踏みて暮しつ匂だちとみに春めく蓬生の下べのしめり踏めばかなしも春の草まだやはらかしとりまぜて摘むとためけり子らが帽子につくし土筆摘み、妻と子と摘み、うすあかき土筆の茎の、緑だつその秀の粉の、かなしとも吾が妻も摘め、をさな児もしみみ摘みをる、そのをさなさを。
— 北原白秋 『風隠集』 青空文庫
反歌一つ一つ摘みし土筆をつくづくとまた植ゑてをりもとなをさな児種子蒔き鍬入れて、繁に篩ひて、掻きならす土はよき土。
— 北原白秋 『風隠集』 青空文庫
反歌うらなごむ春日よろしみ蓬生や花のなづなを踏みて暮しつ匂だちとみに春めく蓬生の下べのしめり踏めばかなしも春の草まだやはらかしとりまぜて摘むとためけり子ろが帽子につくし土筆摘み、妻と子と摘み、うすあかき土筆の茎の緑だつその秀の粉の、かなしとも吾も妻も摘め、をさな児もしみみ摘みをる、そのをさなさを。
— 北原白秋 『篁』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、土筆が野原に顔を出す。
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娘が、摘んできた土筆で袴を飾っていた。
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「ほら、あそこにも土筆が生えているよ!」
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標準
wooden stick with a burned tip (used to create underdrawings)
作例 · 標準
絵を描く前に、炭化した土筆で大まかな輪郭を描いた。
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昔の画家は、土筆を使って下絵をキャンバスに転写していた。
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この絵の、ぼんやりとした線は、土筆で描かれたものだろう。
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