怖持て
こわもて
名詞
標準
文例 · 用例
郡視学といえば、田舎ではずいぶんこわ持てのするほうで、むずかしい、理屈ぽい、とりつきにくい質のものが多いが、郁治の父親は、物のわかりが早くって、優しくって、親切で、そして口をきくほうにかけてもかなり重味があると人から思われていた。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
なに不自由なしの刑事|頭でよ、しょっちゅう、裏口からは甘い収入があるし、世間さまにはこわ持てされ、そのうえ姉さんみてえな水もしたたる美人を女房に持ち、いったい何の心配事があるのか、おれには不思議さ」「おふざけでないよ。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫