中門
ちゅうもん
名詞
標準
gate in the middle of the corridor connecting an annex to a pond-side building (in traditional palatial-style architecture)
文例 · 用例
薄闇い狭いぬけろじの車止の横木を俛って、彼方へ出ると、琴平社の中門の通りである。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
それも月の十日と二十日は琴平の縁日で、中門を出入する人の多少は通るが、実、平常、此町に用事のある者でなければ余り人の往来しない所である。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
まもなく中門から平次がはいつて来ました。
— 新美南吉 『鳥右ヱ門諸国をめぐる』 青空文庫
廿三日、壬戌、新造の御所の事、其沙汰有り、今日御前に於て、指図少々改めらるるの所々有り、今度中門を立てらる可きの由と云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
中門から古風な奧庭へ入ると、椎垣に添つて冬青やゆづり葉が繁り、菩提樹や楓、茶室の隔ての袖垣、幾つかの大きい石、厠近くには一本の櫨が秋は深い夕日に照り輝き、裏には柿の枯枝が冬は黒い蔕をこびりつかしてゐた。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
築山の小さな祠や鳥居、赤松や木畫にある庚申薔薇の中門には眞萩や山吹がしだれかかり、その中門から門庭へ出入りができ、そこにはまた木※の植込があり、應接室の窓には八つ手や松ヶ枝が透かして見えた。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
中門から古風な奥庭へ入ると、椎垣に添つて冬青やゆづり葉が繁り、菩提樹や楓、茶室の隔ての袖垣、幾つかの大きい石、厠近くには一本の櫨が秋は深い夕日に照り輝き、裏には柿の枯枝が冬は黒い蔕をこびりつかしてゐた。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
此の集の挿画にある庚申薔薇の中門には真萩や山吹がしだれかかり、その中門から門庭へ出入りができ、そこにはまた木槲の植込があり、応接室の窓には八つ手や松ヶ枝が透かして見えた。
— 北原白秋 『白南風』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代の寝殿造りでは、中門の向こうに雅な庭園が広がっていた。
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歴史的建造物の修理にあたり、中門の様式を忠実に再現した。
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庭園の美しさを際立たせるため、中門の位置が工夫されている。
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標準
central gate (between the main gate and main hall of a temple)
作例 · 標準
その寺院の荘厳な中門をくぐると、静寂な本堂へと続く。
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中門は、神聖な領域と俗世を隔てる重要な役割を果たしている。
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観光客は、中門の前で記念撮影をしていた。
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標準
central gate (separating the inner and outer gardens of a teahouse)
作例 · 標準
茶室のにじり口から進むと、趣のある中門が客を迎え入れる。
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中門を抜けて露地を進むと、茶の湯の世界が待っている。
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茶庭の中門は、客に期待感を抱かせる演出の一つだ。
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