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陣屋

じんや
名詞
1
標準
encampment
文例 · 用例
藪の中に一本大きな赤椿があって、鵯の渡る頃は、落ち散る花を笹の枝に貫いて戦遊びの陣屋を飾った。
寺田寅彦 森の絵 青空文庫
方々も褒めておやりなされ、この高山も褒めてやるぞと、飛んだ陣屋の盛綱を気取って、扇をあげて褒めそやすと、ほかの連中も偉い偉いと扇をひらいて煽ぎ立てる。
むらさき鯉 半七捕物帳 青空文庫
朽ちた露地板は気前を見せて、お孝が懐中で敷直しても、飯盛さえ陣屋ぐらいは傾けると云うのに、芸者だものを、と口惜がっても、狭い露地は広くならぬ。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
廃駅の陣屋跡に、石垣の草に埋もれたのや、形の殆んど崩れてしまった石の地蔵尊が、尾花の中にボンヤリ立っているのも、人里離れたこの山上にはことに趣が深かった。
井沢衣水 本州横断 痛快徒歩旅行 青空文庫
また彼方では、一團の水兵がワイ/\と騷いで居るので、何事ぞと眺めると、其處は小高い丘の麓で、椰子や橄欖の葉が青々と茂り、四邊の風景も一際美はしいので、今夜は此處に陣屋を構へて、大祝賀會を催すとの事、其仕度に帆木綿や、檣の古いのや、倚子や、テーブルを擔ぎ出して、大騷ぎの最中。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
さて夫よりは、紀元節の祝賀と、此大なる成功の祝とで沸くが如き騷ぎ、夜になると、兼て設けられたる海岸の陣屋で大祝賀會が始まつた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
魂よばひ達かぬものか秋の空わが仏ひとり殖えたり神無月 この夕、少しく調ぶることありて、熊谷陣屋の浄瑠璃本をとり出して読む。
――甲字楼日記の一節―― 叔父と甥と 青空文庫
この家は小さい陣屋のような構造で、門の前には細い流を引き繞らし、一|間ばかりの細い板橋が架してある。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
作例 · 標準
合戦の前夜、将軍は丘の上に陣屋を構えた。
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兵士たちは、急ごしらえの陣屋で休息を取った。
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敵の陣屋は、警戒が厳重で近づくのが難しい。
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2
標準
official residence (of a magistrate or minor feudal lord)
作例 · 標準
江戸時代、代官の陣屋は地域の行政の中心だった。
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この古い建物は、かつて小さな藩の陣屋として使われていたそうだ。
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陣屋跡は現在、歴史公園として整備されている。
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ウィキペディア

陣屋(じんや)は、日本近世史において領主の所領の拠点となる場所に置かれた城以外の構築物であり、多義的な概念である。なお、古代史では宮中など(宮城や京師)を警固する衛士の詰所、中世史では合戦時に兵士が臨時に駐屯する軍営などを陣屋と呼んだ。以下では日本の近世史の用語としての「陣屋」について述べる。

出典: 陣屋 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0