遊ばせ言葉
あそばせことば
名詞
標準
polite language used by women
文例 · 用例
これがまた頗る美人で、おまけに名門の出だもんで、例の遊ばせ言葉と来てるんだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
所謂遊ばせ言葉は、上流婦人の間でも急激に退化しつつある。
— 豊島与志雄 『風俗時評』 青空文庫
「貴様でも、遊ばせ言葉を存じておるか」「妾は、元、京育ち、父は公卿にて一条の」「大宮辺に住居して、夜な夜な、人の袖を引く」「へんっ、てんだ。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
遊ばせ言葉は暇つぶしでかつ煩わしい。
— 新渡戸稲造 『自警録』 青空文庫
例へば、俗に云ふ、「遊ばせ言葉」なる一種の上流語は、必ずしも「品位」のある言葉ではなく、時には、形式的な儀礼を示すに過ぎず、時には、相手の貴族的階級心に媚びる卑屈な調子ともなるのである。
— 岸田國士 『言葉の魅力[第一稿]』 青空文庫
遊ばせ言葉で、変に社交声で語尾をぼやかしたような喋りかたでやっている。
— 一九三九年(昭和十四年) 『日記』 青空文庫
彼女はほんとに翌日から、遊ばせ言葉を使うようになった。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
時雨、市子、禎子、そんな連中は遊ばせ言葉になって社交声で、何か皆に負うたように(これは時雨ひどい)やっている。
— 一九三九年(昭和十四年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
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