後ねだり
あとねだり
名詞
標準
demanding again what one has already obtained
文例 · 用例
それでも又蔵は平助の着服をうすうす察しているので、いろいろの口実を作って後ねだりをしたが、彼よりも役者が一枚上であるだけに、平助は刎ね付けて取り合わなかった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
ふくめつつ、後ねだりをするのを機掛に、一粒|銜えて、お母さんは塀の上――(椿の枝下で茲にお飯が置いてある)――其処から、裏露地を切って、向うの瓦屋根へフッと飛ぶ。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
そんなことを根にして後ねだりなどをされるとうるさい。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
あるいは後ねだりをするのかと思って、四郎兵衛はさらに十両か十五両の金をやるといったが、お安は肯かない。
— 岡本綺堂 『恨みの蠑螺』 青空文庫
「お菜のあとねだりをするんじゃ、ないと云うに。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
その挨拶を受けらるる時の奥方が、端然として針仕事の、気高い、奥床しい、懐い姿を見るにつけても、お蔦に思較べて、いよいよ後暗さに、あとねだりをなさらないなら、久しぶりですから一銚子、と莞爾して仰せある、優しい顔が、眩いように後退して、いずれまた、と逃出すがごとく帰りしなに、お客は誰?
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
「そんなお世辞を云って、お酒のあとねだりしたって、もう駄目よ。
— 大倉※子 『魔性の女』 青空文庫
このつましい晩食がすんだとき、犬はまたさっきのようにあとねだりをするだろうと思っていたが、かれらはまるでそんなことはしなかった。
— SANS FAMILLE 『家なき子』 青空文庫
作例 · 標準
新しいゲームを買ってもらったばかりなのに、すぐに拡張パックをねだるのは、後ねだりの典型例と言えるだろう。
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一度合意した条件について、後からさらに譲歩を求める行為は、単なる後ねだりと受け取られかねない。
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返金手続きが済んだ後で、さらに追加の金銭を要求する姿勢は、悪質な後ねだりではないかと疑われる。
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子供:「これ、もらった!ありがとう!」
親:「うん、よかったね。これで終わりよ。」
子供:「「でも、もう一個欲しいな〜」」
親:「だから、それは後ねだりだって言ってるでしょ!」
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