池心ちしん名詞1標準文例 · 用例毒歯一 水に映る火影と、小舟の中に人のかざしている火と、深夜の池心を行く松明は、一つの光でありながら、ちょうど二羽の火の鴛鴦が泳いでゆくように遠くからは見える。— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫それでもお通が起たないので、今度は猛然と、片手で襟がみをつかみ、「来いっ」 ずるずると、地を引き摺られながらお通が、池心の火へ向って、悲鳴をあげようとすると、又八はその口を手拭で縛って、引っ担ぐように、堂の中へ抛りこんだ。— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫