錆色
さびいろ
名詞名詞-の形容詞
標準
rust (colour)
文例 · 用例
右手に提げたる百錬鉄の剣は霜を浴び、月に映じて、年紀古れども錆色見えず、仰ぐに日の光も寒く輝き候。
— 泉鏡花 『凱旋祭』 青空文庫
以前僕の描いた山吹の色は錆色でした。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
それに赤みがちの錆色にも古びがつき、硝子窓の切り方などもかなりに凝って、尖った屋根飾りや軒飾りなども単純で、いかにもまた雪の深い樺太の情趣を忍ばせるものであった。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
カンツリー・クラブは緩い勾配の屋根の、錆色の羽目の中二階で、簡素ないい趣味の建築である。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
丸山、大宮を守る佐久間右衛門尉が五千騎に向って、浅木辺より進軍する武田勢三千、その真先に、白覆輪の鞍置いた月毛の馬を躍らし、卯の花|縅の鎧に錆色の星冑|鍬形打ったのを着け、白旗の指物なびかせた老武者がある。
— 菊池寛 『長篠合戦』 青空文庫
カンツリー・クラブは緩い勾配の尾根の、錆色の羽目の中二階で、簡素ないい趣味の建築である。
— 北原白秋 『日本ライン』 青空文庫
暗中に、銃口から吐きだされる錆色の焔。
— 海野十三 『浮かぶ飛行島』 青空文庫
庭には椿も大半|錆色に腐って、初夏らしい日影が、楓などの若葉にそそいでいた。
— 徳田秋声 『爛』 青空文庫
作例 · 標準
秋の紅葉は、深い錆色に染まっていく。
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彼女は、錆色のコートを着て、街を歩いていた。
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古いレンガの壁は、年月を経て独特の錆色を帯びていた。
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