霹靂
へきれき
名詞
標準
thunder
文例 · 用例
何たる意外、何たる青天の霹靂だらう。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
昔の室生犀星を知つてる僕には、かうした犀星をみても自然であり、深く驚くこともなかつたが、彼の純一な人間的本質を知らない多數の會衆には、いかにそれが晴天の霹靂のやうに感じられたかと思ふと、ひそかに可笑しさをこらへることができなかつた。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
原作に於て、この部分は、實に霹靂を聞く如き大音響をたてる所である。
— 梶井基次郎 『川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン』 青空文庫
このイエスの言に、霹靂を感ずる事が出来たら、君の幻聴は止む筈です。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
ひょっとして、霹靂一声、俄雨が来たあとは、たちまち晴れて、冴え冴えした月影が心の空に磨き出るのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
勿論、船に嚴然たる規律のある事は誰も知つて居る、たとへ霹靂天空に碎けやうとも、數萬の魔神が一|時に海上に現出れやうとも、船員ならぬ者が船員の職權を侵して、之を船長に報告するなどは海上の法則から言つて、到底許す可からざる事である。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
其鋭利なる三尖衝角は空に閃く電光の如く賊船の右舷に霹靂萬雷の響あり、極惡無道の海蛇丸は遂に水煙を揚げて海底に沒し去つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
君はこの鼓を手に入れて打ち壊してしまいたいと思っているのでしょう」 青天の霹靂……私は全身の血が頭にのぼった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
作例 · 標準
静まり返った深夜の空に突如として霹靂が轟き、窓ガラスが激しく震えた。
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青天の霹靂とも言うべき突然の解雇通告に、彼は言葉を失い立ち尽くした。
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雷光と共に響いた霹靂の音に驚いた飼い犬が、テーブルの下に潜り込んでしまった。
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