花笠
はながさ
名詞
標準
hanagasa
文例 · 用例
昼は屋台が廻って、この玄関前へも練込んで来て、芸妓連は地に並ぶ、雛妓たちに、町の小女が交って、一様の花笠で、湯の花踊と云うのを演った。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
やあれ、曳け、笛吹け、鉦うてよ、太皷どんどと打つて囃せ、子供は真つ先、地主どんの音頭で、花笠そろへた、団扇をそろへた、よいと曳けよ、お婆も来、お嚊も後押せ、畑の真中、お囃子や、チヤンチキ、チヤンチキ、浮かれて、はしやいで食べ酔うて、而も生真面目で泣いて通ろ。
— 北原白秋 『畑の祭』 青空文庫
脊中に花笠、胸には腹掛、向う鉢巻、そろひの半被で、わつしよい、わつしよい。
— 北原白秋 『とんぼの眼玉』 青空文庫
この町の若い美技が輪になって、そこで、紅い頭巾に花笠、裁付袴のそろいで、本場の木曾踊りを踊った。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
紅い頭巾で、背中に花笠で、裁付袴で、やあよいかとゆらりと出て行くと、若い町長初め、一同がやんやと拍手した。
— 北原白秋 『木曾川』 青空文庫
それが少女であれば少くとも三四|人が群れて飾られた花笠深く顏が掩はれて居るのにそれでも猶且知られることを恥らうて漸く手の及ぶ程度にカンテラの光の範圍から遠ざからうとしつゝ西瓜の一|片づつを求める。
— 長塚節 『土』 青空文庫
そろひの着物なども出来あがり、壁には花笠や山車の花がかゝつて、祭りの近づいてゐるけしきは何の家を眺めても露はであつた。
— 牧野信一 『鬼涙村』 青空文庫
宵宮の十四日には夕方から霧のような細かい雨が花笠の上にしとしとと降って来た。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
作例 · 標準
山形の花笠まつりでは、踊り子たちが花笠をかぶって練り歩く。
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祭り会場には色とりどりの花笠が飾られていた。
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子供たちは手作りの花笠を持って、夏祭りを楽しんだ。
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