帯佩
たいはい
名詞
標準
文例 · 用例
なにとぞ御賛成を願います」 渠は直ちに帯佩げの蟇口を取り出して、中なる銭を撈りつつ、「ねえあなた、ここでああ惰けられてしまった日には、仏造って魂入れずでさ、冗談じゃない」 やがて銅貨三銭をもって隗より始めつ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
余り怒らさないうちに誰か三、四人行ってみろ」 恐々と逃げッ尻を揃えて李逵のいる一室を窺ってみると、なんと李逵はそこらにあった革梱のふたを引っくり返して、緑袍の知事の官服を出してすっかり着込み、腰に革帯佩剣を着け、足にはこれも官人用の皀靴、そして手に、槐の木の笏をにぎって、「はてな?
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫