捨白
捨白
名詞
標準
文例 · 用例
何か捨白が言いたくなった。
— 国枝史郎 『銀三十枚』 青空文庫
と捨白辞をのこして、パッパと隣りへ行ってしまった。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
俗に捨白といふのがそれだ。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
その捨白は、明かに敗北者の自己満足なんだ。
— 岸田國士 『荒天吉日』 青空文庫
それはハムレットの捨白、ファンタジオの独白に似て、しかもなほ一層虚無的な心境の告白である。
— 岸田國士 『仏国現代の劇作家』 青空文庫
(さう捨白を残して、逃げるやうに立ち去る)底野、あつけに取られ、元の位置に帰り、ごろりと寝転がる。
— 岸田國士 『運を主義にまかす男』 青空文庫
酔つぱらひのその捨白が、その晩から、彼には非常な心配の種になつた。
— 或は病める薔薇 『田園の憂欝』 青空文庫
杖と酔漢の捨白とが、彼自身でさへ時々は可笑しいばかり気にかかる。
— 或は病める薔薇 『田園の憂欝』 青空文庫