その気になる
そのきになる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to feel like it
文例 · 用例
「はあて、ようごぜえさあ、ほい、直ぐとその気になる。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
あの人お姉様ととてもお話も合うし仲よしなんだけど、赫子なんかに取り込められるとふとその気になるんだわ。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
」「あなたの特異性を強調していふなら、あなたは純潔な処女のまゝ受胎せよといつたら、その気になる方らしいですかな……はははは……。
— 岡本かの子 『夏の夜の夢』 青空文庫
その気になると直ぐに、自分でさえ愕くほど気丈夫な娘になりました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
(おとなというものは真赤な嘘をこどもに信じさせるときにいくらか自分もその気になるものだ。
— 岡本かの子 『百喩経』 青空文庫
いかにも自分一人で新日本を代表しているようであるから、読んでいるうちは、ついその気になる。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
思い切ってやればやれるものでこういう処へ出れば、また自然その気になるものか、半日もやっていると、そういうことも平気になるのはおかしなものです。
— 熊手を拵えて売ったはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
あの人の腹では、芳太郎が可愛くないことはないんでしょうけれど、どうしたって血を分けた子じゃないんですから、いろいろお爺さんに言われると、その気になるんでしょうよ。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫