天水
てんすい
名詞
標準
rain water
文例 · 用例
門をくぐってゆくと、あの大きい天水桶はなくなっていた。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
そして天水桶のあったあたりには、木之助の嫌いな、オート三輪がとめてあった。
— 新美南吉 『最後の胡弓弾き』 青空文庫
」「もう、二階ばかり上の高い処に、海老屋の屋根の天水|桶の雪の遠見ってのがありました。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
……ここに、信也氏のために、きつけの水を汲むべく、屋根の雪の天水桶を志して、環海ビルジングを上りつつある、つぶし餡のお妻が、さてもその後、黄粉か、胡麻か、いろが出来て、日光へ駆落ちした。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
彼は天水の生れで、遊学のために銭塘に来て、この西湖|葛嶺の麓に住んでいる者であった。
— 田中貢太郎 『緑衣人伝』 青空文庫
左側に御手洗、金燈籠、石燈籠、狛犬が左右に建ち並んで、それから拝殿の庇の下に喰つくようになって天水桶があった。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
その天水桶は鋳鉄であった。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
その右側の天水桶の縁に烏のような水だらけになった一羽の鳥がとまって、それがばさばさと羽ばたきをやっていた。
— 田中貢太郎 『春心』 青空文庫
作例 · 標準
自然災害で断水になった時、貯めておいた天水で生活用水をまかなった。
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田んぼに溜まった天水が、夕焼けを映して美しかった。
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この地域では、昔から天水を飲料水として利用する習慣がある。
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ウィキペディア曖昧さ回避
天水(てんすい) 地名 天水市。中華人民共和国甘粛省で最大の地級市。2004年時点の人口340万人。南東に麦積山石窟がある。 同地に三国時代から隋初にかけて設置された郡、天水郡 天水町。熊本県にかつて存在した町。 用語 雨水。主に水利形態の一種としての雨水としての意味で使用される。かつての南西諸島や瀬戸内海などの離島部では、飲用水として使える河川や池が少ない上に、井戸水も水質・水量の両面からみて悪い地域が多かったために、多くの家で屋根の降水を貯水槽に受けて生活用水としている地域があった。近年は用水・送水技術の向上により、天水のみを生活用水としている地域は日本国内ではほぼなくなった。 作品のタイトル かつて月刊アフタヌーン誌に連載された花輪和一作によるマンガの題名。作者の銃刀法違反での逮捕により連載は打ち切られ、コミックも絶版されている。
出典: 天水 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0