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本知

ほんち
名詞
1
標準
文例 · 用例
日本でもまれに隠れた篤志な研究者がいて、おもしろい問題をつかまえて、おもしろい研究をしている人はあるようであるが、惜しいことには物理学の第一義的根本知識の正しい理解が欠けているために、せっかくの努力の結果が結局なんの役にも立たぬ場合が多いようである。
寺田寅彦 物理学圏外の物理的現象 青空文庫
西洋人の軍事学の常識に比し、日本知識人のそれはあまりに劣っている。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
しかし反面西洋覇道文明の影響甚だしく、今日の日本知識人は西洋人以上に功利主義に趨り、日本固有の道徳を放棄し、しかも西洋の社会道徳の体得すらも無く道徳的に最も危険なる状態にあるのではないか。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
本知識階級は開戦頃の同盟側の軍備は連合側より遥かに優越していたように思っていた人が多いようであるが、実際は同盟側の百六十七師団に対し連合側は二百三十四師団の優勢を占めていたのである。
石原莞爾 戦争史大観 青空文庫
この微妙な日本知性のコンプレックスの特色は、さそりの知恵をもつファシストによって今日ふたたび実に巧妙に測定されつつある。
宮本百合子 世紀の「分別」 青空文庫
本知予名、又善国風吠向人。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
享保十年の春、主水は元服して鉄砲三十|梃頭に任命され、本知行二百石取になり、その年、同藩の物奉行|明良重三郎の次女安を娶った。
久生十蘭 鈴木主水 青空文庫
過剰の中に、さらに過剰たらんとして突っ込んでいく朝な朝な、夕な夕なの東京の人間集合、日本知識人の意識機構「意識の過剰」の、一つの象徴であるかのようである。
中井正一 過剰の意識 青空文庫