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竜顔

りゅうがん異読 りょうがん
名詞
1
標準
Imperial countenance
文例 · 用例
「今生にて今一度竜顔を拝し奉らんために参内仕りて候ふと申しもあへず、涙を鎧の袖にかけて、義心其の気色に顕れければ、伝奏|未奏せざる先にまづ直衣の袖をぞぬらされける。
菊池寛 四条畷の戦 青空文庫
じみな黒い喪服姿の源氏の顔と竜顔とは常よりもなおいっそうよく似てほとんど同じもののように見えた。
薄雲 源氏物語 青空文庫
走るものは以て罔を為すべし、游ぐものは以て綸を為すべし、飛ぶものは以て黒竜を殺し以て冀州を済う〉、また〈黄帝は土徳にして黄竜|見る〉、また〈夏は木徳にして、青竜郊に生ず〉など、吉凶とも竜の動静を国務上の大事件として特筆しおり、天子の面を竜顔に比し、非凡の人を臥竜と称えたり。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
臓腑を抜いた家鴨、豚の腎臓、蜂蜜の中に浸った鼠の子、林檎の揚げ物に竜顔の吸物、青蟹や帆立貝――参木は翡翠のような家鴨の卵に象牙の箸を突き刺して、小声で日本の歌を歌ってみた。
横光利一 上海 青空文庫
明るい月の光にお美しい竜顔がよく拝された。
真木柱 源氏物語 青空文庫
金応瑞は義州の統軍亭へ駈けつけ、憔悴した宣祖王の竜顔を拝した。
芥川龍之介 金将軍 青空文庫
彼等は素より所謂北面の下臈にすぎずと雖も、猶竜顔に咫尺して、日月の恩光に浴し、一旦簡抜を辱うすれば、下北面より上北面に移り、上北面より殿上に進み、遂には親しく、廟堂の大権をも左右するに至る。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
そのまねもしたいが竜顔はおそれ多いとあって、竜紋にしたと伝えられている。
服部之総 明治の五十銭銀貨 青空文庫
作例 · 標準
拝謁の栄に浴した彼は、間近で竜顔を拝して思わず感極まり涙を流した。
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献上された珍しい書物を前に、竜顔にわかにほころび、お褒めの言葉を賜った。
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古い絵巻物には、簾の奥に鎮座する天皇の竜顔が神々しく描かれている。
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