無言歌
むごんか
名詞
標準
文例 · 用例
一八三一年イタリーに遊んで「イタリー交響曲」の楽想を得、翌年姉のファンニーに消息に代えて送ったという優しきピアノ曲「無言歌」の第一巻が出版された。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
無言歌 一連のピアノ曲「無言歌」は、簡素で清潔で、適当にロマンティックで、旋律的でまことに面白い。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
以上二つの無言歌はいずれとも言い難く、私はどちらにも満足はしていない。
— 野村胡堂 『楽聖物語』 青空文庫
メンデルスゾーンの『無言歌』も悪くない。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
メンデルスゾーンの『無言歌』(J五二二一、J五三〇六、J五三〇七、J五三一〇)四枚九曲は、かなり古い吹込みであり、決して冴えた演奏とは言い難いが、常識的な達者なものである。
— 野村長一 『名曲決定盤』 青空文庫
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無言歌 は、ロマン派音楽に伝統的な抒情的小品または性格的小品の一種。「言葉のない歌」という意味で、器楽曲、中でも主にピアノ独奏曲に用いられる。フェリックス・メンデルスゾーンが最初に用い、生涯にわたって作曲した。それらは『無言歌集』全8巻(48曲)として出版され、19世紀を通じて人気を博した。素人でも演奏できるように中級程度の演奏技巧で作曲されており、とりわけビーダーマイヤー時代にしばしば家庭音楽で好んで演奏された。なお、シャルル・グノーが伝えたところによると、「無言歌」の名称はメンデルスゾーンの姉ファニーの発案によるという。
出典: 無言歌 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0