小勇
しょうゆう
名詞
標準
brute courage
文例 · 用例
田中君は、勇氣のある人ですが、これからは、猪突の小勇をつつしむにちがひないと私は信じて居ります。
— ――田中英光著『オリムポスの果實』序 『田中君に就いて』 青空文庫
あの三氏の伝説は、あれは修身教科書などで、「忍耐」だの、「大勇と小勇」だのという題でもってあつかわれているから、われら求道の人士をこのように深く惑わす事になるのである。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
小勇を恃んで大敗の辱を蒙るなかれ。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
勇に大勇あり小勇あり、ともいうべきわけのところだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
2 そうして、それから、れいの一ばんいいところを言い出し、「世に大勇と小勇あり、ですからね、あいつらは、小勇というわけのものなんだ。
— 太宰治 『パンドラの匣』 青空文庫
銀吉の小勇のほうは俗にいうエヘンといえば灰吹き――目から鼻へ抜ける質の男だった。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
噺は萬朝のほうが馬鹿々々しくて見込がありそうだったが、日常の茶飯の事にかけては小勇が、恐しいほど万事万端才走っていた。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
圓朝が御飯をたべていると、後へ廻って団扇で煽ぐのもきっとこの小勇だった。
— 正岡容 『小説 圓朝』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、計画もなしに「小勇」だけで危険な橋を渡ろうとした。
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その場の勢いで飛び出したものの、後で考えるとただの小勇だったと気づいた。
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「小勇」に任せて突っ込むのではなく、冷静な判断が求められる場面だ。
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