顔位
かおい
名詞
標準
文例 · 用例
夏中一つも実らなかった南瓜が、その発育不十分な、他の十分の一もないような小さな葉を、青々と茂らせて、それにふさわしい朝顔位の花をたくさんつけて、せい一杯の努力をしている。
— 葉山嘉樹 『牢獄の半日』 青空文庫
それにしても、自分の父の顔位は、よしやその髭がなくなったとしても、決して見忘れない程度に、よく見憶えて置くべきことである。
— 渡辺温 『父を失う話』 青空文庫
床の真中に大きな懸物があつて、おれの顔位な大きさな字が二十八字かいてある。
— 夏目金之助 『坊っちやん』 青空文庫
顔位の狭い面積の処で、一部を強く引っ張れば、全体の形が変って来る。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫