願文
がんもん
名詞
標準
written prayer for a shrine or Buddhist temple
文例 · 用例
それから次の誓願文を唱える。
— 岡本かの子 『阿難と呪術師の娘』 青空文庫
信長は喜んで宮に参り願文を奉じ神酒を飲んだ。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
願文は武井入道|夕菴に命じて作らしめたと伝うるもので、「現今の世相混沌たるを憂えて自ら天下を平定しようと考えて居ます処、義元横暴にして来り侵して居ます。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
願わくば天下の為に神助あらんことを」と云った意味のものであるが、果してこの様な願文を出したかどうか多少怪しい処はあるが、この戦をもって天下平定の第一歩であると考えて居た事は疑あるまいと思われる。
— 菊池寛 『桶狭間合戦』 青空文庫
源氏の詩文の師をしている親しい某|文章博士を呼んで源氏は故人を仏に頼む願文を書かせた。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
雑用をする僧は願文のことなどもよく心得ていて、すばやくいろいろのことを済ませていく。
— 玉鬘 『源氏物語』 青空文庫
山田氏にして真に大陸に住みたいのであつたら、長たらしい志願文を書くまでもなく、実践的に彼地に赴くべしである。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
」小曲 ダンテ・ゲブリエル・ロセッティ小曲は刹那をとむる銘文、また譬ふれば、過ぎにしも過ぎせぬ過ぎしひと時に、劫の「心」の捧げたる願文にこそ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代の武将が戦勝を祈願して奉納した願文が、寺に残されている。
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平安時代の願文には、病気平癒や子孫繁栄の願いが記されていることが多い。
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彼女は自身の病が治るよう、神社に真剣な願文を捧げた。
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