室礼
しつらい
名詞
標準
setting up a living or ceremonial space with furnishings, implements, etc. (Heian era)
文例 · 用例
明日は牛頭天王の祭りとて、大通りには山車小屋をしつらい、御神輿の御仮屋をもしつらいたり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
おもしろきさまの巌よと心留まりて、ふりかえり見れば、すぐその傍の山の根に、格子しつらい鎖さし固め、猥に人の入るを許さずと記したるあり。
— 幸田露伴 『知々夫紀行』 青空文庫
あちこちにできた桟敷は、しつらいの趣味のよさを競って、御簾の下から出された女の袖口にも特色がそれぞれあった。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
その代わり木村が少しつらいだけ。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
二八 利休が「富田左近へ露地のしつらい教うるとて」示したものは「樫の葉のもみじぬからにちりつもる奥山寺の道のさびしさ。
— 茶の本 『茶の本』 青空文庫
杣の入るべき方とばかり、わずかに荊棘の露を払うて、ありのままにしつらいたる路を登り行けば、松と楓樹の枝打ち交わしたる半腹に、見るから清らなる東屋あり。
— 川上眉山 『書記官』 青空文庫
本で讀む時にはもとよりそのつもりなので調子も取つてゆけるが、またその間に禪機の如きものゝ閃きをすら認め得るが、これを實際に舞臺上の對話として聽いてゐたのでは少しつらい。
— 蒲原有明 『劇壇の新機運』 青空文庫
別天地の小生涯、川辺に風呂、炊事場を設け、林の蔭に便所をしつらい、麻縄を張って洗濯物を乾し、少しの空地には青菜まで出来て居る。
— 徳冨健次郎 『みみずのたはこと』 青空文庫
作例 · 標準
正月を迎えるために、床の間に鏡餅や掛け軸を飾って室礼を整えた。
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日本古来の室礼には、目に見えない神仏や客人を敬う心が込められている。
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伝統的な雛祭りの室礼を学び、日本の文化の奥深さを再認識した。
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