仕兼ねない
しかねない
表現形容詞
標準
likely to do
文例 · 用例
身に附けて居れば遺失しさうだ、――と云つて、袖でも、袂でも、恁う、うか/\だと掏られも仕兼ねない。
— 泉鏡太郎 『艶書』 青空文庫
道づれなしに心中だけは仕兼ねない、身のまわり。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
しかしその位のことは仕兼ねない女だという評判もありました」 最後に残ったのは、例の碁盤の一条である。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
宿場かせぎの女郎などは随分そのくらいのことは仕兼ねない。
— 張子の虎 『半七捕物帳』 青空文庫
助手の失敗は教諭の失敗でありますから、責任感の強いS教諭は、ことによると引責辞職をするか、或は自殺をも仕兼ねないだろうと考えたのです。
— 小酒井不木 『痴人の復讐』 青空文庫
清方といふ人は江戸ツ子によくある酷い郷土自慢で、偶に病気にでも罹つて、箱根辺へ保養に出掛けなければならぬ折には、家族と水盃も仕兼ねない程の旅行嫌ひで、東京市内でも山の手は田舎臭いといつて、滅多に出掛けた事が無いさうだが、その日は築地だつたから、別れに水盃の必要もなかつた。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
そして、あんな忠実な古時計を、持主のポケツトから盗み出した奴は、見つけ次第|狗殺しのやうに叩きのめしも仕兼ねない意気込で廊下を歩き廻つてゐたが、暫くすると急に立ち停つて、何か教育上の大発見でもしたやうな晴々しい顔をした。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
女房の機嫌を取るためには、どんな事も仕兼ねない男で、猫の児を嫁入らすやうに、去来をその儘風呂敷包みにして提げて帰る積りだつたのだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は短気だから、些細なことで怒り出す仕兼ねない。
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その計画は、大きなトラブルを引き起こす仕兼ねない危険性をはらんでいる。
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「そんなことをしたら、本当に後悔する仕兼ねないぞ!」と彼は忠告した。
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