煩悩具足
ぼんのうぐそく
名詞
標準
possessing worldly desires and passions
文例 · 用例
苦悩悲喜を超越したところが禅門の悟だ、煩悩具足の我々であるけれど、その煩悩に囚へられないやうになるのが仏道修行である。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
そうして、自分も勿論「煩悩具足」の一凡夫にしか過ぎない。
— ――最近の心境を語る―― 『変なあたま』 青空文庫
煩悩具足のわれらは、いづれの行にても生死をはなるることあるべからざるをあはれみたまひて、願をおこしたまふ本意、悪人成仏のためなれば、他力をたのみたてまつる悪人、もとも往生の正因なり。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
「煩悩具足の衆生は、いづれにても生死をはなるる事かなはず、哀れみ給へ、哀れみ給へ。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
人間は煩悩具足をそなへてをりますから、私は、どうしても、何かを信じなくては生きては参れません。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
煩悩具足の私たちは罪を作らずにはいられないような状態にいる。
— 三木清 『語られざる哲学』 青空文庫
仏かねて知ろしめして煩悩具足の凡夫と仰せられた。
— 倉田百三 『出家とその弟子』 青空文庫
煩悩具足の凡夫の身がどうして妄念を止めることが出来ましょう。
— 中里介山 『法然行伝』 青空文庫
作例 · 標準
凡夫である私は煩悩具足の身ゆえ、つい欲に流されてしまう。
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煩悩具足の人間だからこそ、時には過ちを犯すこともあるだろう。
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彼は煩悩具足であることを認めつつも、常に自己と向き合い、高みを目指していた。
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