二重窓
にじゅうまど
名詞
標準
double-glazed window
文例 · 用例
すつかり葉をふるひ落した裸のポプラ並木、からからに凍りついた歩道、明りを消し、二重窓を降して冷たい沈默を包んでゐる煉瓦や石造りの暗い家並、毎日毎夜の不安な空氣に脅かされてゐる町は、朝から曇つたままに暮れ落ちた暗澹たる夜空の下に、わけても眞夜中過ぎのその夜は、人通さへ稀に無氣味な程に鎭まり返つてゐた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
もう十二月であったから雪があって、冬ごもりの封をした二重窓の硝子は夜々すっかり凍った。
— 宮本百合子 『坂』 青空文庫
部屋は割合ひろくて、さっぱりした薄青い壁の上やあっち向きの素子の両肩のあたりに、二重窓からの少し澱んだ明るみがおどっている。
— 宮本百合子 『広場』 青空文庫
室日本の九円、二重窓の間に置いてある赤い水の入ったコップ。
— 一九二七年(昭和二年) 『日記』 青空文庫
二重窓にしたら勿論硝子で大丈夫と思うが、――厚いガラスなら。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
が、着いたのは黄昏過ぎ、次の日は曇り、その翌けの日は大雪で、シャモニーの渓をまのあたり見たのは正月十三日の、それも昼まぢかになってのこと、此宵はサロンのピヤノと、二重窓をあけては、かすかに響くアルヴの水音に耳をかたむけたのである。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
デジューネーをはこばせて、二重窓を開けひろげてたべる、咽喉にはろくに通らなかった、飛び出すとすぐ、レ・プラの方まで撮影に出かけた。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
二重窓に冬の夜をさえぎって、瀬の音の響くサロンのストーヴの、真紅な火を見つめながら、夜は静かに更けて行く。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
作例 · 標準
冬の寒さ対策として、リビングに二重窓を設置した。
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二重窓は防音効果も高く、幹線道路沿いの家には最適だ。
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「この部屋、なんか静かだね」「うん、二重窓にリフォームしたからね。」
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ウィキペディア
二重窓(にじゅうまど)は、2つのサッシ枠を用いて、それぞれ独立した形で外壁に取り付けた窓のこと。
出典: 二重窓 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0