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衰病

衰病
名詞
1
標準
文例 · 用例
――この祖母は、五年前の春、私達の家で老衰病から高齢で死んだ。
牧野信一 毒気 青空文庫
彼は去年の春、老衰病で歿くなつた。
牧野信一 山峡の凧 青空文庫
博士は老衰病のため、ひどく弱っていて、動かすことも出来ない有様だった。
海野十三 月世界探険記 青空文庫
日々の論議、月々の難、両度の流罪に身疲れ、心いたみ候ひし故にや、此の七八年が間、年々に衰病起り候ひつれども、なのめにて候ひつるが、今年(弘安四年)は正月より其の気分出来して、既に一期をはりになりぬべし。
――予言僧日蓮―― 学生と先哲 青空文庫
七十五歳の高齢で、そして老衰病だった。
豊島与志雄 窓にさす影 青空文庫
丸々とふとつてゐた先生が突然痩せ衰へ、頬肉は落ち、眼はくぼみ、見る影もない老衰病者のやうになつた。
坂口安吾 不可解な失恋に就て 青空文庫
翻つて今日衰病の身、果して昔年の如く放浪の生活をなし得べきや否や。
断腸亭日記巻之三大正八年歳次己未 断腸亭日乗 青空文庫
衰病ニ由ルトイヘドモマタ賦性ノ然ラシムル所。
永井荷風 下谷叢話 青空文庫