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梳手

梳手
名詞
1
標準
文例 · 用例
出来ないことはありますまい、親もなし、兄弟もなし、行く処と云えば元の柳橋の主人の内、それよりは肴屋へ内弟子に入って当分|梳手を手伝いましょう。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
めの字のかみさんが幸い髪結をしていますから、八丁堀へ世話になって、梳手に使ってもらいますわ。
泉鏡花 湯島の境内 青空文庫
年は取っても腕は狂わず、五人の梳手を使って、立ち詰めに髷の根締めに働いていた。
徳田秋声 縮図 青空文庫
梳手が来ないので、髪を結うのにだいぶ暇が取れた。
夏目漱石 永日小品 青空文庫
「何ですあの人は」「そら梳手の御勢ですよ。
夏目漱石 道草 青空文庫
それが外れりゃあ、こちとら明日から十手を返上して海老床へ梳手に弟子入りだ。
怪談抜地獄 釘抜藤吉捕物覚書 青空文庫
梳手が髪を梳いてる間、お師匠さんは手焙で煙管をはたはたやっていた。
豊島与志雄 不肖の兄 青空文庫
」とダンス場から転じてカッフェーに来た百合子というのが相槌を打つと、もとは洋髪屋の梳手であった瑠璃子というのが、「とにかく一番幸福なのは清岡さんよ。
永井荷風 つゆのあとさき 青空文庫