幻辞.com

寝惚ける

ねとぼける
動詞
1
標準
文例 · 用例
彦太郎には、幼い時分から寝惚ける癖があった。
江戸川乱歩 夢遊病者の死 青空文庫
そんな風に押問答をしながら、結局あやふやで、その日学校へ行ったことですが、教室へ入って講師の来るのを待っている間に、友達が考え深そうな眼をして『君はこれ迄に寝とぼける習慣がありやしないか』と尋ねるのです。
江戸川乱歩 二癈人 青空文庫
と、都合のいい事にはあなたが少年時代に寝とぼける癖があったことが一つの助けとなって、その試みが案外効果を収めたとします。
江戸川乱歩 二癈人 青空文庫
しかし、些くとも私は、小さい時からよく寝呆ける癖があったので、今でも妹によく笑われる位だから、私の何代か前の先祖の誰かにソンナ病癖があって、それが私の神経組織の中に遺伝していないとは、誰が保証出来よう。
夢野久作 一足お先に 青空文庫
二六時中、頭のなかが冴えかえり、およそ寝くたれるの寝呆けるのということのない眼の慧いひとだから、気づかれずにぬけだすなどは、出来ない相談である。
久生十蘭 うすゆき抄 青空文庫