計理
けいり
名詞
標準
文例 · 用例
平田理学士は、先年、某停車場の切符売り場の窓口に立ち寄る人の数に関する統計的調査に普通の統計理論を応用して、それが相当よく当てはまる事を確かめた。
— 寺田寅彦 『物質群として見た動物群』 青空文庫
そのため夜学に行く人も多くあり、現在計理士の新居氏や満鉄の図書館長勝家氏等も、その頃店で働きながら大学の夜学部に通うてあれだけの出世をしたのであります。
— ――所信と体験―― 『一商人として』 青空文庫
京都の伏見の火薬庫前の計理士の二階に住んでゐたとき、この時ばかりはいさゝか参つた。
— 坂口安吾 『ヒンセザレバドンス』 青空文庫
そのうへ困つたことには折悪しく月末で、宿主の計理士が例の如く行方不明になつてゐた。
— 坂口安吾 『ヒンセザレバドンス』 青空文庫
この計理士は月末になると一週間ぐらゐ必ず行方をくらますのである。
— 坂口安吾 『ヒンセザレバドンス』 青空文庫
その後、宿主の計理士は非常に恐縮して、私のために別の下宿を選んでくれた。
— 坂口安吾 『ヒンセザレバドンス』 青空文庫
その同じとき、伊東在住の文士のところへ税額を報らせに来た文芸家協会の計理士某氏が伊東市中を自動車でグルグル乗りまわしていて、第一級の容疑者として睨まれたそうだ。
— 湯の町エレジー 『安吾巷談』 青空文庫
計理士の事務所の二階で、八畳と四畳半で七円なのだ。
— 坂口安吾 『古都』 青空文庫