足が向く
あしがむく
表現動詞-五段-カ行
標準
to head towards
文例 · 用例
何せ、借りが利くので、つい若松屋のほうに、足が向く。
— 太宰治 『眉山』 青空文庫
食後散歩に出ると、行くともなしに、またもや頼家の方へ足が向く。
— 岡本綺堂 『秋の修善寺』 青空文庫
私は別に自分を吝嗇だとも思っていないが、しかし、どこの酒場にも借金が溜って憂鬱な時には、いきおいただで飲ませるところへ足が向くのである。
— 太宰治 『メリイクリスマス』 青空文庫
いつか私も甘いものといえば一口も咽喉を通らぬ様になって、今は隣の湯豆腐、その又となりの鉢巻の岡田の方へ足が向く様になった。
— 岸田劉生 『新古細句銀座通』 青空文庫
夕方の散歩に、いつの間にか足が向くのは駅への道だ。
— 林芙美子 『新版 放浪記』 青空文庫
夕方の散歩に、いつの間にか足が向くのは駅。
— 林芙美子 『放浪記(初出)』 青空文庫
二人の足が向くのは、護国寺前通り――参詣の善男善女、僧坊の大衆を目あてに、にぎわしく立ち並んだ町家が、今は、盛り場の観をさえなして、会席、茶屋なぞが、軒を接しているのみではなく、小さいながら定小屋もあって、軽業、奇芸の見世物まで、夜も人足を吸い寄せているのであった。
— 三上於菟吉 『雪之丞変化』 青空文庫
そのくせ、よく足が向く。
— 岸田國士 『巴里素描』 青空文庫
作例 · 標準
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