髪形
かみがた
名詞
標準
文例 · 用例
一重瞼で、目尻が吊り上って、髪にパーマネントなどかけた事が無く、いつも強く、ひっつめ髪、とでもいうのかしら、そんな地味な髪形で、そうして、とても貧しい服装で、けれどもだらしない恰好ではなくて、いつもきちんと着附けて、清潔です。
— 太宰治 『斜陽』 青空文庫
たとえばその鬱勃としたものが、手軽に云えば髪形の上や服装の上などに通け口が出来ているでしょう。
— 岡本かの子 『新時代女性問答』 青空文庫
髪形は気にする言葉使いは気にする。
— 岡本かの子 『荘子』 青空文庫
少しある公債を便りに、人仕事などをしたのであるが、つゞまやかにして、物綺麗に住んで、お辻も身だしなみ好く、髪形を崩さず、容色は町々の評判、以前五百|石取の武家、然るべき品もあつた、其家へ泊りに行つた晩の出来事で。
— 泉鏡花 『処方秘箋』 青空文庫
彼女は黙って茶を飲みながら、絶えず後目づかいをして、お里の髪形から物言いや立ち振舞いをぬすみ見ていた。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
博奕を打つ者は髪形が違うと申すか」「エヘヘヘ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
博奕を打つ髪形と言うものがあっては大変で。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
肇は千世子の額と一風変った髪形を思い出して居た。
— 宮本百合子 『千世子(三)』 青空文庫