海外留学
かいがいりゅうがく
名詞動詞-サ変
標準
studying abroad
文例 · 用例
予もそんな孝行をして見たいが子孝ならんと欲すれども父母|俟たずで、海外留学中に双親とも冥途に往かれたから今さら何ともならぬ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
青木は外国婦人を娶ったが、森は明治の初め海外留学の先駈をした日本婦人と結婚した。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
某氏は近き過去において、海外留学の命を受けたことのある秀才だから至極適任だろうという内容である。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
東京は如何な処だか人の噂に聞く許で能くは知らなかったが、私も地方育ちの青年だから、誰も皆思うように、東京へ出て何処かの学校へ入りさえすれば、黙っていても自然と運が向いて来て、或は海外留学を命ぜられるようになるかも知れぬ。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
母夫人は感激的な声で、「太郎は勉強して偉くなり、今や選ばれて、海外留学に、出帆するのであります。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
五人の少女を選んで海外留学におつかわしになったことや、十六歳で見出された下田歌子女史、岸田俊子(湘煙)女史があり、女学の道を広めさせられた思召は、やがて女子に稀な天才が現われるときになって、御余徳がしのばれることであろう。
— 長谷川時雨 『明治美人伝』 青空文庫
今一つ言葉を換えて云えば、MはWのそうした行動によって、T子|母子の行衛を割合に楽に探り出す事が出来る訳で、海外留学中のMが絶えず内地の新聞や官報に気を附けていたというのは、そうした注意が必要だからであった。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
某氏は近き過去に於て、海外留学の命を受けた事のある秀才だから至極適任だらう。
— 夏目金之助 『三四郎』 青空文庫