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掻き混ぜ

かきまぜ
名詞
1
標準
文例 · 用例
父の視線を抹殺する様に兄が火鉢の中を掻き混ぜ始めた。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
」………ダヴィンチの顔――故郷の町の嘲笑――アルプス山の雪………と、まるで今彼が掻き混ぜてゐる石綿の灰の中から出て来るやうに、先達読んだ本の一節が浮んだ。
中原中也 耕二のこと 青空文庫
そうしてから右の手で取上げたフォークの尖で匙の酢を掻き混ぜる段になると、急に神経質な様子を見せた。
岡本かの子 食魔 青空文庫
家鴨の血をアルコールランプにかけた料理盤で掻き混ぜてみると上品なしる粉ほどの濃さや粘りとなった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
次に此|三の世界を掻き混ぜて、其|中から一つの結果を得た。
夏目金之助 三四郎 青空文庫
今度は二つの黄身へ塩と砂糖を交ぜてそれを牛乳の中へ掻き混ぜるとちょうど好い加減に固まりますから、それを掬い取ってお皿の上の白い泡へ載せます。
春の巻 食道楽 青空文庫
頸は筋だけ抜いて頸の料理が出来るし、喉を斫って出した血も酒の中へ滴らして掻き混ぜておくと凝結らないから色々の料理に使う。
秋の巻 食道楽 青空文庫
先生、これは何というものです」お登和嬢「これはデプロマーテと申して牛乳一合に玉子一つ、砂糖二杯とゼラチン三枚とを湯煎にして掻き混ぜてそれへクリーム二合を泡立てて混ぜて型へ入れて冷し固める時西洋の桜の実を周囲へ入れたのです。
秋の巻 食道楽 青空文庫