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葉末

はずえ
名詞
1
標準
tip of a leaf
文例 · 用例
泥濘のひどい道に古靴を引きずって役所から帰ると、濡れた服もシャツも脱ぎ捨てて汗をふき、四畳半の中敷に腰をかけて、森の葉末、庭の苔の底までもとしみ入る雨の音を聞くのが先ず嬉しい。
寺田寅彦 やもり物語 青空文庫
葉末から滴り落ちる露がこの死んだような自然に一脈生動の気を通わせるのである。
寺田寅彦 夕凪と夕風 青空文庫
もちろん貝がらだけでなく生きた貝で、箱の中へ草といっしょに入れてやるとその草の葉末を蓑虫かなんぞのようにのろのろはい歩いた。
寺田寅彦 物売りの声 青空文庫
若芽が伸びたアカシヤの葉末は、焚火に紅く染っていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
墓原の草の葉末を照らす燐火のように、深い噴火口の底にひらめく硫火の舌のように、ゆらゆらと燃え上がる。
寺田寅彦 ある幻想曲の序 青空文庫
未だ宵ながら月は高く澄んで冴えた光を野にも山にも漲ぎらし、野末には靄かゝりて夢の如く、林は煙をこめて浮ぶが如く、背の低い川楊の葉末に置く露は珠のやうに輝いて居る。
國木田獨歩 少年の悲哀 青空文庫
なかば黄いろくなかば緑な林の中に歩いていると、澄みわたった大空が梢々の隙間からのぞかれて日の光は風に動く葉末葉末に砕け、その美しさいいつくされず。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
まだ宵ながら月は高く澄んで、さえた光を野にも山にもみなぎらし、野末には靄かかりて夢のごとく、林は煙をこめて浮かぶがごとく、背の低い川やなぎの葉末に置く露は玉のように輝いている。
国木田独歩 少年の悲哀 青空文庫
作例 · 標準
朝露が葉末にきらきらと輝いていた。
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風が葉末を揺らし、ささやき声が聞こえるようだ。
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木々の葉末が日に透けて、美しい緑色に見えた。
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