断髪令
だんぱつれい
名詞
標準
文例 · 用例
年の頃十八九の水々しい断髪令嬢だ。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
断髪令嬢が素早く卓上のライタを取上げて器用に火をつけてくれた。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
それから断髪令嬢は卓上のサモワルから馴れた手附で珈琲を入れて、吾輩にすすめてくれたが、その容器を見ると、ここが断然カフェーでない事を覚らせられた。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
もうすこし落付いてユックリ事情を話してみなさい」 お惚気豪華版 それから断髪令嬢がシャクリ上げシャクリ上げ話すところを聞いているうちに、やっと事情が判明って来た。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
この断髪令嬢は本名を山木テル子さんという山木氏の一人娘で、エース女学校を去年卒業したばかりの才媛である。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
おまけに「非国民の断髪令嬢、大威張りでパッカードを乗廻す」という新聞記事で止刺刃を刺されてしまった。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
断髪令嬢が、婚約中の愛人から貰った小犬を、そんな事とは知らない吾輩が攫って大学校の博士の卵に売飛ばしたバッカリに、その断髪令嬢に対して重大な責任が出来てしまった。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫
その小犬を取返して、断髪令嬢の破れかけたハートを修繕しなければならぬ責任を、否応なしに負わされてしまった。
— 夢野久作 『超人鬚野博士』 青空文庫