エボナイト
エボナイト
名詞
標準
ebonite
文例 · 用例
ある人の話では電気の絶縁のためにエボナイトを使ってある箇所を真鍮で作って、黒く色だけをつけておいた器械屋があるという。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
エボナイトのような弾力と光沢を持った、あらゆる樹木の梢に群がる木の芽は、ずんずんと日|毎にふくらんで行き、いろいろの小鳥は思い思いの音色で木の枝に囀り廻っていた。
— 佐左木俊郎 『緑の芽』 青空文庫
又私を見たとしても、それがセルロイドやエボナイトの商人だとは感附かなかったかも知れないのである。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
然るに籠の内面にはエボナイト製の天井を設けあるを以て、猫の快走するたびに、猫皮とエボナイト天井と摩擦するをもって、エボナイト天井にはマイナス電気、猫の背中にはプラス電気を生ずべし。
— 海野十三 『発明小僧』 青空文庫
旋条がかなり磨滅し、撃鉄や安全環はニッケルが剥落して黒い生地を露し、握りの処のエボナイトの浮彫も、手擦れで磨滅してしまっている。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
エボナイトじゃないわい。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
乙型スウィッチというのは、長さ一尺五寸、幅七寸の、細長い木箱に収められた大きなスウィッチで、硝子蓋を開くと、大理石の底盤の上に幅の広い銅リボンでできた電気|断続用の刃がテカテカ光り、エボナイト製の、しっかりした把手がついていた。
— 海野十三 『夜泣き鉄骨』 青空文庫
エボナイトの板を一枚手に入れるにも、東京へ註文を発して二ヶ月もかかることが稀れではなかった。
— 中谷宇吉郎 『二つの序文』 青空文庫
作例 · 標準
「古いヴィンテージのトランペットのマウスピースは、エボナイト製のものが多い。」
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「エボナイトは、ゴムを硫黄で硬化させた素材で、独特の艶と質感がある。」
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「『このラジオの部品、エボナイトでできてるなんて、レトロでいいね!』」
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「エボナイトは、その優れた電気絶縁性から、昔は様々な工業製品に使われていた。」
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ウィキペディア
エボナイト は、ゴムの一形態である。光沢をもった硬質な素材で、外観がコクタン に似ていることからエボナイトと呼ばれる。開発者はチャールズ・グッドイヤーであり、生ゴムを長時間加硫して硬化させたものである。含硫率は30 % - 40 %に及ぶ。
出典: エボナイト — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0