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世を忍ぶ

よをしのぶ
表現動詞-五段-バ行
1
標準
to hide from society
文例 · 用例
千助の順に杯が※つて來た時、自分國許の事に擬へて、仔細あつて、世を忍ぶ若ものが庄屋の屋敷に奉公して、其の妻と不義をする段、手に取るやうに饒舌つて、「實は、此は、御用人の御新姐樣に。
泉鏡太郎 片しぐれ 青空文庫
元二の順に杯も※つて來た時、自分國許の事に懲りて仔細あつて、世を忍ぶ若ものが庄屋の屋敷に奉公して、其の妻と不義をする、なかだちは、婦が寵愛の猫で、此の首環へ戀歌を結んで褄を引くと云ふ運び。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
若山は、昔なら浪人の手習師匠、由緒ある士がしばし世を忍ぶ生計によくある私塾を開いた。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
」と衝と寄りて、門番の両手を扼るは、昔関口流皆伝の柔術家、今零落して屠犬児、弥陀平というは世を忍ぶ仮の名にて、本名あるべき親仁なり。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
)ニヤリと笑って、(フフン、世を忍ぶ――仮装ですよ。
泉鏡花 古狢 青空文庫
二人共如何にも世を忍ぶ風情である。
渡邊温 薔薇の女 青空文庫
蔦の門には偶然に加ふるに多少必然の理由はあるのだらうか――この私の自問に答へは甚だ平凡だつたが、しかし、表門を蔦の成長の棚床に閉ぢ与へて、人間は傍の小さい潜門から世を忍ぶものゝやうに不自由勝ちに出入するわが家のものは、無意識にもせよ、この質素な蔦を真実愛してゐるのだつた。
岡本かの子 蔦の門 青空文庫
上原とあった門札こそ、世を忍ぶ仮の名でも何でもない、すなわちこれめ組の住居、実は女髪結お増の家と云ってしかるべきであろう。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
作例 · 標準
身分を隠し、人里離れた場所で世を忍んで暮らしていた。
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事件後、彼は表舞台から姿を消し、世を忍ぶ生活を送っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
世を忍ぶようにひっそりと開店したその店は、知る人ぞ知る名店となった。
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世を忍ぶ(よをしのぶ) — 幻辞.com