味噌っ歯
みそっぱ
名詞
標準
decayed (baby) tooth
文例 · 用例
それにつけて、また不思議なことをもう一つ思い出すが、妾はそのとき得意になって暗い座敷牢の格子に駈けより、「いいカンカンでしょ、ばア……」 と顔と髪とをさし入れたのであったが、寝ているはらからはそのたびに味噌っ歯だらけの口を開けてキャッキャッと嬉しそうに笑うのであった。
— 海野十三 『三人の双生児』 青空文庫
同時に、まだ飯粒のくっついている彼の味噌っ歯が、喜太郎の膝頭の一角にずぶりとめりこんだ。
— 第一部 『次郎物語』 青空文庫
門歯の下が二本、所謂味噌っ歯という奴、うすい唇で鼻のつまった声、黝いつぶらな眼でじっと人を見る。
— ――吾が生活 し・さ 『青べか日記』 青空文庫
が、どれが金毛のイ※ンので、どれがみそっぱのターシャのかという区別をつけるために、それぞれの釘の上へ一枚ずつ絵がはりつけてある。
— ――ソヴェト同盟の共学について―― 『砂遊場からの同志』 青空文庫
レーニングラード大学の工科の実習生として放送局につとめているそのソヴェトの娘は、可愛く大きく育った十九歳の体だのに、笑うと上歯がみんなみそっぱだった。
— 宮本百合子 『道標』 青空文庫
作例 · 標準
甘いものばかり食べて歯磨きをサボっていたせいで、息子は前歯が真っ黒な味噌っ歯になってしまった。
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「ほら、味噌っ歯を見せて笑ってごらん」とおじいちゃんに冷やかされて、子供は照れくさそうにした。
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乳歯の頃は味噌っ歯だった彼も、永久歯に生え変わってからはとても綺麗な歯並びになった。
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