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物のついで

もののついで
表現
1
標準
take the opportunity to (do something else)
文例 · 用例
おばあさんの顔と母親の顔とがよく似ているところから見ると、これはおかみさんが子供をつれての買い物のついでに、里の母親を誘って食堂をふれまうという場面らしい。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
」 そう言ってお銀は髪など撫でつけながら、病気が恢復期へ向いたころに、笹村が買物のついでに、淡路町の方で求めて来た下駄をおろして、急いで出て行った。
徳田秋声 青空文庫
東京での帝展見物のついでに、物故作家の遺作展を見てまいりましたが、婦女風俗としての絵は殆どなかったと思います。
上村松園 虹と感興 青空文庫
それを矯める方法を御話しするためにわざわざこの壇上に現われたのではないから詳しい事は述べませんが、また述べるにしたところで大体はすでに諸君も御承知の事であるが、まあ物のついでだから一言それに触れておきましょう。
夏目漱石 道楽と職業 青空文庫
思いあぐんだ辰子は、或る時、ちょっとした買物のついでに、大井増二郎の店先に腰を下して、お上さんの時子と世間話をしたついでに、例の噂のことを持ち出してみました。
――近代説話―― 崖下の池 青空文庫
物のついでに、ある雑貨店から求めて来た毛糸だ。
島崎藤村 家(下巻) 青空文庫
初冬の買物のついでにその喫茶店にいま一度立ち寄ると、早見さち子はこの店を去つて何處に行つたか判らず、一策を講じて輕井澤の店の入口にゐた少女を呼んできくと、何とかといふバーに勤めてゐるといひ、かういふ時のきつかけは直ぐにこの女の子のバーを尋ねる氣になつた。
室生犀星 巷の子 青空文庫
その素早さは「ひねくれた形」の、密室を破って飛び込んだ最初の発見者が、とっさに殺人をするトリックと似ているが、同行者を待たせておいて、買物のついでにチョイとやるという着想は、常識を絶した変てこなユーモアと恐怖を持っている、といっても決して遊戯的に殺すのではない。
江戸川乱歩 探偵小説の「謎」 青空文庫
作例 · 標準
買い物に行ったもののついでに、銀行に寄ってきた。
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散歩のもののついでに、近所の郵便局で用事を済ませた。
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出張のもののついでに、観光も楽しんできた。
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物のついで(もののついで) — 幻辞.com