様附
ようふ
名詞
標準
文例 · 用例
お八重は今から二年ほど前に、奥方様附の腰元として、雇い入れられた女なのであるが、今日の昼間奥方様に呼ばれ、奥方様のお部屋へ行った。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
「妾は田安家の奥方様附の、腰元には相違ないけれど、その実は田安家に秘蔵されている、ある大切な器物を、盗み出すためにあるお方より、入り込ませられた者なのです。
— 国枝史郎 『仇討姉妹笠』 青空文庫
その船へは、あれで十六年でございますが、その前は、ある英国の方の御家庭に、ずつと御子様附をいたしてをりました。
— 岸田國士 『顔』 青空文庫
無地のものもあるが多くは模様附で透彫かまたは線彫である。
— 柳宗悦 『工藝の道』 青空文庫
幸い彼の意志が通じて、少年はすぐ様附近の交番へ駈けつけてくれた。
— 江戸川乱歩 『猟奇の果』 青空文庫
「お天狗樣附近で、コリイ種の仔犬を紛失す。
— 堀辰雄 『手紙』 青空文庫