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金瓶

きんぺい
名詞
1
標準
文例 · 用例
」「まさか、金瓶梅……」「紅楼夢かも知れないよ。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
お芳のいるのは土地の大きな妓楼で、金瓶楼という名を、道太はここへ来てから、たびたび耳にしていた。
徳田秋声 挿話 青空文庫
その金瓶楼主が、きっと多勢|引率して芝居にくるだろうと、お絹は思っていたので、電話がかかってくると、飛んでいって受話機を取った。
徳田秋声 挿話 青空文庫
金瓶楼のお神はどこかへ行って、お芳だけが残っていたが、彼女はこまこまとよく働いていた。
徳田秋声 挿話 青空文庫
或日先生の机の下から唐本が覗いているのを見ると、金瓶梅であった。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
僕は馬琴の金瓶梅しか読んだことはないが、唐本の金瓶梅が大いに違っているということを知っていた。
森鴎外 ヰタ・セクスアリス 青空文庫
それは画家精進のたんなる序曲であるが終曲ではないからだ『南京奏准の妓館』や、『蘇洲風景』などはある意味の悪趣味に違ひないし『金瓶梅※画』あたりも骨休みである。
美術論・画論 小熊秀雄全集−19− 青空文庫
私はそれでも黙って、桂子に次の日の朝、「金瓶梅」を書き引替えで稿料を持ってきてくれた雑誌社の金を全部渡す。
田中英光 野狐 青空文庫