混合体
こんごうたい
名詞
標準
mixture
文例 · 用例
その儒教道徳と、それからやや喰み出した、彼の強烈な自己中心的な感情との混合体である。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
自然と不自然との混合体――それを私自身の中に発見する、たとへば私の孤独に於て。
— 種田山頭火 『一草庵日記』 青空文庫
だから、私はいまでは二つの外貌と二つの性格を持ってはいたけれど、一方はぜんぜん悪であって、もう一方はやはり昔のままのヘンリー・ジーキルで、その矯正や改善はとても見込みがないと私がとうに知っているあの不調和な混合体なのであった。
— THE STRANGE CASE OF DR. JEKYLL AND MR. HYDE 『ジーキル博士とハイド氏の怪事件』 青空文庫
外形はそうであったが、内容の方はどうかとなると、これはいささか覚束ない、和製アメリカの混合体である。
— 前田河広一郎 『ニュー・ヨーク 『青春の自画像』より』 青空文庫
人間の随意的行動はその意見に発するものであるかもしれないが、しかしかかる意見は、理性的能力と肉体的性向との混合体たる人間にあっては、全然智的な存在における場合とは、大いに異るものとなるであろう。
— AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 『人口論』 青空文庫
「混合体、とくに腐敗しているもの、からの種々の蒸発物、発散で満ちた周囲の空気をある量の均一溶液に入れて外の毒気または有害な素質を局所に激しく押し付ける。
— イェール大学で1913年に行った一連の講義 『近代医学の興隆』 青空文庫
それは実におかしな混合体で、各自に自派の規則を守っていた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
西部第二|戦線一 当時、中国の人士が、西※の夷族と呼びならわしていたのは、現今の青海省地方――いわゆる欧州と東洋との大陸的境界の脊梁をなす大高原地帯――の西蔵人種と蒙古民族との混合体よりなる一王国をさしていっていたものかと考えられる。
— 五丈原の巻 『三国志』 青空文庫
作例 · 標準
この物質は、固体と液体が複雑に混ざり合った混合体の状態を保っている。
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社会は多様な価値観を持つ人々が形成する一種の混合体であり、単一の物差しでは測れない。
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実験の結果、期待していた化合物ではなく、いくつかの成分の混合体が得られた。
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