知ろし召す
しろしめす
動詞
標準
文例 · 用例
しかしてどこから見ても、神河内を統御する大帝は穂高岳で、海抜五千七百尺の神河内から聳ゆること更に五千尺に近く、梓の濶流も、支線の小峡流も、その間の幾十反の点々たる平地も、何もかも一切包まれた谷は、神つ代の穂高見の命の知ろし召す世界である。
— 小島烏水 『梓川の上流』 青空文庫
羽志主水氏の「監獄部屋」に両手を握り合わせ、城昌幸氏の「神ぞ知ろし召す」に襟を正し、渡辺温氏の「可愛相な姉」に素敵を叫けび、小舟勝二氏の「或る百貨店員の話」に頭を下げ得るアタマになる事が出来ましたのも、やはり、それ以来の事に相違ないと思われるのです。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
さらに恐れ多い事ながら、それ等のすべての主宰として、これ等のすべてを知ろし召す唯一神の神的御在位をも信じ奉っているのであります。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
不思議な王の知ろし召す、奇妙な国の物語。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
御代知ろし召す初めに當たつて、この儀を擧げさせられる思召しの程も計られて、畏くも有難く覺える。
— 羽田亨 『賢所御神樂の儀』 青空文庫