捨て去る
すてさる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞頻度ランク #44022 · 青空 222 例
標準
to abandon
文例 · 用例
ただいまの御賢明のお尋ねに依り、蓮胤日頃の感懐をまつすぐに申し述べまするが、蓮胤、世捨人とは言ひながらも、この名誉の慾を未だ全く捨て去る事が出来ずに居りまする。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
おれは、おれの村を、ブルジョアの番頭になれば、救えるという謬見を捨て去るべきだ。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
しかし世には又どうしても自分を捨て去ることの出来ない人もある。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
しかし他力に頼る以上は自分を捨て去るのであるから、舟に乗り車に乗ったようなもので大いに易しいようであるが、自分を新にしようとする以上は自分の手脚で把握し歩行しなければならないのだから、それについて直ちに計画を立てる必要があるがさてどうしたら自分を新にする事が出来るであろう。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
だから芸術に於ては閑文字だからと言つて捨て去ることは出来ない。
— 田山録弥 『不思議な鳥』 青空文庫
しかし既にさうした群集の一列の中にひとりになつた私は、折角骨折つて占め得た位置を捨て去るにも忍びなかつた。
— 田山録弥 『地震の時』 青空文庫
しかしその反対に、主義にしても、思潮にしても、また時代意識にしても、それは単に理窟ではなしに、庭に横つてゐる人生の細かい空気から醸し出されて抽象されて来たもので、さういふ主義やら思潮やらの起つて来る基礎は、矢張底の底の人生にあるのであるから、さう一概に捨て去ることは出来ないとはそれは言へる。
— 田山録弥 『通俗小説』 青空文庫
けれども私は何うしてもあの疑いを捨て去る事が不可能であった。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
新しい自分に生まれ変わるため、彼は過去の栄光も挫折もすべて捨て去る決意を固めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「そんなくだらないプライドは早く捨て去って、ゼロからやり直したほうがいい」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
旅人は都会の喧騒を捨て去り、人里離れた山奥で自給自足の静かな生活を始めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview