病身
びょうしん
名詞名詞-の形容詞
標準
weak constitution
文例 · 用例
病身の、情ぶかい母親の看病もする。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
夜の十一時、不意の自動車、薄暗い電氣、細長い五本の指、死後の生活の話、ふり亂した長髮、蒼ざめた病身の顏、影のやうに消えた後姿。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
矢張、不如帰の女主人公を思はせるやうな、少しく旧式な温順さをもつた、どこか病身らしい細顔の女たち――である。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
一体に病身であった娘は、その後だんだんに弱くなって、とうとう二十歳でこんな事になったと話して聞かせた。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
体が小さくて、弱い病身ではあるが、火のやうな階級的情熱を持つてゐる。
— 葉山嘉樹 『遺言文学』 青空文庫
その上生理的にも病身であり、一年の半ばは病床にゐるほどだつた。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
そこには青白い顔をした病身のかれの子供が立つて居た。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
大阪駅の歩廊でその老い込んだ病身の父親に別れた時は何という寂しいことだったろう。
— 梶井基次郎 『不幸』 青空文庫
作例 · 標準
彼は子供の頃から病身で学校を休みがちだったが、その分読書に没頭して豊富な知識を得た。
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「病身の母を一人で家に置いておくのは心配だから、今日の飲み会は失礼させてもらうよ」
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その作家は病身の苦しみから逃れるように、幻想的で美しい理想郷の物語を書き続けた。
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